第60号
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
みずなぎ通信(京都舞鶴港) Vol.60 2021.12
http://www.pref.kyoto.jp/trade/1284603050669.html
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□
今回は、京都舞鶴港に関する令和3年の5大ニュースをお送りいたします。
今年一年間の皆さまのご関心とご協力に、心より感謝いたします。
1 舞鶴国際ふ頭のⅡ期工事着工
京都舞鶴港の物流機能の更なる向上と、府北部地域の発展に向け、遂に舞鶴国際ふ頭のⅡ期工事が着手されました。
Ⅱ期工事は、府によって護岸整備及びふ頭用地等の埋立造成を行うもので、これに併せて国によって岸壁を延長する第2バースの整備が行われます。
工事の進捗状況としては、ふ頭用地等の埋立造成に向け、工事発注事務を進めるとともに、第2バースの整備については、地盤改良工事を着実に進めていただいているところです。
引き続き、国と協調しつつ、ふ頭造成に向けた整備を着実に進めてまいります。
2 うみとびら供用開始
令和3年4月1日より第2ふ頭旅客ターミナル「京都舞鶴港 うみとびら」の供用が開始されました。
供用開始以降、クルーズ船では4月3日と18日に「飛鳥Ⅱ」を、7月30日と8月1日には舞鶴港発着で「ぱしふぃっくびいなす」の受け入れをそれぞれ行いました。
また、7月12日から21日にかけて、舞鶴市のワクチン接種会場としても利用されました。
なお、「京都舞鶴港 うみとびら」はイベントや催し物会場等としても利用していただくことができます。
まずはお気軽に港湾局(TEL 0773-75-0192 )までご相談ください。
3 コロナ禍後、初のクルーズ船が寄港
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、世界的にクルーズ船の運航は停止していましたが、日本船による国内クルーズの運航が再開され、京都舞鶴港には国内最大のクルーズ船「飛鳥Ⅱ」が4月3日(土)、約1年半ぶりに寄港しました。
この後、さらに「飛鳥Ⅱ」の寄港や「ぱしふぃっくびいなす」の発着クルーズが実施され、今年の寄港実績は計4回となりました。
運航再開に当たっては、国等による船社・港湾各々のガイドラインが整備されており、各船社において乗船前や船内で各種の感染症対策が実施されています。
京都舞鶴港では、ふ頭入場時の検温や消毒、換気の実施など受入体制を整えて対応しており、引き続き、感染症対策をしっかりと実施するとともに、今後、運航再開が見込まれる外国船によるクルーズにも備えていきます。
4 今回初となる舞鶴国際ふ頭の岸壁を活用した総合防災訓練について
南海トラフ地震等、太平洋側で災害が発生した場合の救援物資の運搬を想定した「舞鶴総合防災訓練」が10月31日に舞鶴国際ふ頭で実施されました。
陸上自衛隊・海上保安庁をはじめ、近畿地方整備局、京都市消防局や関係機関が参加し、ガントリークレーンを用いたコンテナ積み込み作業や、ヘリコプターの離発着及び救急搬送等が行われました。
本訓練では舞鶴海上自衛隊最大の艦船である護衛艦「ひゅうが」を岸壁に着岸させ訓練を実施したため、水深の深い舞鶴国際ふ頭を今回初めて使用しました。
5 韓国産パプリカ(韓国・江原道)が京都舞鶴港に初輸入
2021年7月に日韓露国際フェリー航路を利用し、韓国・東海港から韓国産パプリカが初輸入されました。
初回は、40フィートハイキューブリーファーコンテナ2本、約22トン超の輸入で、その後も継続した輸入が行われました。
輸入に当たっては、植物検疫官による検疫も迅速かつ柔軟に実施され、フェリーによる多様な貨物の取り扱いが可能であることが実証されました。
小口からコンテナ、重量物まで幅広い荷物に対応可能なフェリー航路のご利用をお待ちしております。
番外編 週刊ダイヤモンド2022年1月4日発売号について
2022年1月4日発売の「週刊ダイヤモンド」に、BCPの観点から見た日本海側港の優位性に関する記事(京都舞鶴港・下関港)を掲載します。
今後、太平洋側で憂慮される大規模地震の発生時に、バックアップ機能を発揮する港として日本海側港は注目されつつあります。
京都舞鶴港の災害に強い地の利、多様な荷物に対応できる輸送手段などが紹介されますので、ぜひご一読ください。
関連情報
京都舞鶴港
より使いやすい港になるよう、ふ頭整備を進めており、大雨や地震など自然災害による影響を最小限に抑える非常時の物流ルートとして、関西圏の企業様から、「メインポートの代替・補完機能としての利用を検討したい」というお声も寄せられるようになりました。
近年頻繁に発生する災害等の備えとして、京都舞鶴港の利用についてぜひご検討ください。
ご相談は(一社)京都舞鶴港振興会まで。
(一社)京都舞鶴港振興会のご案内
行政、経済界、港湾関係者、荷主などが一体となり設立した一般社団法人京都舞鶴港振興会は、京都舞鶴港の振興のため様々な取組を展開しています。
港湾関連用地に物流関連施設、工場等の企業誘致を進めています。
京都舞鶴港の定期航路が増え、利便性が高まっています。ぜひ京都舞鶴港の周辺に立地し、京都舞鶴港を利用して、海外との輸出入を行いませんか。
港湾運送事業者の御案内
京都舞鶴港で輸出入をお考えの皆様は、現在、ご利用のフォワーダーまたは以下の港湾運送事業者にご連絡ください。
◆飯野港運(株)営業課
TEL:0773-75-5371 FAX:0773-75-5681
http://www.iinokoun.com/
E-mail: mrt@iinokoun.com
◆日本通運(株)舞鶴支店舞鶴海運事業所国際輸送課
TEL:0773-75-3207 FAX:0773-75-2136
E-mail: nittsu-ocd_maizuru@nipponexpress.com
◆舞鶴倉庫(株)営業課
TEL:0773-75-1850 FAX:0773-75-1853
http://www.maizuru-soko.co.jp/
E-mail: info@maizuru-soko.co.jp
航路スケジュールのご案内
◆韓国コンテナ航路
興亜LINE日本総代理店-㈱シノコー成本 興亜ライン(株) http://www.heungaline.jp/
長錦商船日本総代理店-㈱シノコー成本 http://seihon.sinokor.co.kr/
天敬海運日本総代理店-シーケー・マリタイム㈱ http://www.ckm.co.jp/
高麗海運日本総代理店-高麗海運ジャパン㈱ http://www.kmtcjapan.com/home/index.asp
◆北海道フェリー航路
新日本海フェリー株式会社 http://www.snf.jp/
◆日韓露国際フェリー航路
ドゥウォン商船日本総代理店-㈲MW-LINE https://www.mw-line.com/
京都舞鶴港利用促進パートナーシップ事業
◆以下のサイトでは、みずなぎ通信のバックナンバーを掲載しています。
新型コロナウイルスに関する事業者向け支援制度
新型コロナウイルスの影響により大変な状況が続いております。
以下のサイトでは、新型コロナウイルスの影響を受けておられる事業者の皆様に対する国や京都府の主な支援制度をとりまとめています。
該当される事業者の皆様には活用についてご検討いただければと思います。
編集後記
今年は昨年以上にコロナの猛威に見舞われ、物流面でも主要港での滞貨が常態化するなど先行きの見えない状況が現在も続いておりますが、京都舞鶴港においては、国際ふ頭のⅡ期工事や旅客ターミナル「うみとびら」供用開始をはじめ、港としての機能拡大を進めています。
来年も京都舞鶴港のさらなるご利用をお願い申し上げます。
皆様、良い新年をお迎えくださいませ!
==========================
発行者:京都府商工労働観光部経済交流課
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
■TEL: 075-414-4845 ■FAX: 075-414-4870
■URL: http://www.pref.kyoto.jp/trade/index.html
※配信停止につきましては発行者まで御連絡ください。
==========================