京都舞鶴港について
京都舞鶴湾は本州がほぼ中央部で屈曲して、日本海が湖のように深く入り込んで出来た湾です。平均水深20mで湾の出入り口は約700mと狭く、湾内は大変静穏です。 京都舞鶴港は、その地形から湾内の干満差が極めて小さく、また四方を400m級の山で囲まれていることから、強風・荒天を避けることができ、船舶関係者から理想的な港湾とのお墨付きをいただいています。
また、京都舞鶴湾はリアス式海岸として景色の美しさを誇っており、五老岳スカイタワーからの舞鶴湾の絶景は近畿百景第1位にも選ばれました。
京都舞鶴港ならではのメリット
入・出港に要する港費が安価
京都舞鶴港は他港に比べ入・出港に要する港費が概ね安価であり、物流コストの削減が見込めます。
滞貨がない迅速な荷役
風や波が少ない天然の良港、京都舞鶴港の荷役は迅速・確実であり、沖待ち等の滞貨不安がありません。
貨物を傷めない丁寧な作業
京都舞鶴港は大規模港湾にはない丁寧な作業を特徴としており、大切な貨物を傷めません。
税関・出入国・検疫等の整備
国際港湾としての施設、関係機関が整備されています。
京阪神地域との時間的距離を短縮
国道まで約3分、舞鶴若狭自動車道まで約10分など、京阪神地域との時間的距離を短縮するアクセス整備が進んでいます。
欧米等へのアクセスも可能
世界のハブ港・釜山港との直行定期航路をもつ京都舞鶴港は、アジア圏はもとより、欧米等へのアクセスが可能です。
燃料費やCO2が削減できる
北近畿に立地する企業が京都舞鶴港に利用転換した場合、神戸港や大阪港への物流に伴う燃料費やCO2の削減が見込めます。
京都舞鶴港のあゆみ
京都舞鶴港は天然の良港であり、古くから北前船の寄港地として知られ、日本海側でも有数の商業港として栄えてきました。 東港は1901年(明治34年)に海軍鎮守府が設置され軍港として、また、西港は1913年(大正2年)に大型船用の埠頭が完成したことから、対岸貿易を中心とした日本海側の重要な商港としてそれぞれスタートしました。
第二次大戦後、1945年(昭和20年)から13年間にわたり大陸からの引揚者66万人余を迎え入れるとともに、1948年(昭和23年)に貿易港として再出発し、1951年(昭和26年)には国の重要港湾に指定されました。
1953年(昭和28年)に京都府が港湾管理者となり、近畿北部の拠点港を目指し、西港は中国、韓国、ロシア等対岸諸国への定期のフェリー・コンテナ航路を持つ国際貿易港、東港は近畿圏と北海道を結ぶ長距離フェリーを中心とする国内貿易港として、その機能を更に拡充させるため、港湾整備を着々と進めています。